2018年2月の土曜開店日のお知らせです!!

月に一度の土曜開店日のお知らせです。

今月は2月17日  10時~14時です。

ランチ、天然酵母パン、自家焙煎コーヒー、手作りのケーキやお菓子をご用意しています。

みなさまのご来店お待ちしております♪

カフェてくてく
ランチ − 10:00~14:00

〒252−0185 神奈川県相模原市緑区日連618−3
TEL : 0426872589

藤野の保健室

タンポポ #藤野の保健室

Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

 

藤野の保健室がはじりました!!!

医療や介護のことで困っていませんか?

がんと診断されたけど、これからどうしたらいいの・・・・

お金はどれくらい必要なの・・・・

おばあちゃんが認知症みたいだけど、どうしたら・・・・

通院のとき、お医者さんにどんなことを聞けばいいのかな・・・

介護の相談は誰にしたらいいのだろう・・・・

病気があっても家にいられるのかな・・・・

医療や介護のことを、コーヒーを飲みながらちょっと気軽に相談できる場が増えると、

この地域に安心も増えるかも知れません。

〈ふじのタンポポ〉でそんな場をはじめてみたいと思います。

(※お金はかかりませんが、診療や投薬などの医療行為を行うことはできません)

第4水曜日 13:00〜

ふじのタンポポ 相模原市緑区日連618−3

お問い合わせ先 藤野在宅緩和ケアクリニック

電話  042−684−9166

FAX  042−684−9188

メール ishibashi@fujino-kanwa.com

 

今年もふじのサニーサイドウォーク2016がスタートしました!!

今年もカフェてくてくは日連のアートイベント「ふじのサニーサイドウォーク2016」に参加することになりました。
ぜひ、遊びにいらしてください。

サニーサイドウォークのホームページはこちらから
https://sunnysidewalk.themedia.jp

参加日程
11月1日(火)〜30日(水)平日と19(土)

10:00〜16:00

✽天然酵母パンとケーキとピザ

✽自家焙煎珈琲

✽ワンプレートランチ

✽紙漉き実演

✽顔パン作りWS

✽ゆかいな仲間たちの絵画展と作品展

福祉事業所「ふじのタンポポ」内 P有り

日連618−3 TEL.042−687−2589 綱田

 

ゴマだれ冷やし豚しゃぶ丼 #カフェてくてく #600円ランチ

Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

#ふじのタンポポ #土曜開店 #セサミブレッド

Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

10月の土曜日開店のお知らせ

月に一度の土曜開店日のお知らせです。

今月は10月15日  10時~16時です。

ランチ、天然酵母パン、自家焙煎コーヒー、手作りのケーキやお菓子をご用意しています。

今月のスペシャル600円ランチメニューは
あげ鶏のトマトソースです。

みなさまのご来店お待ちしております♪

カフェてくてく
ランチ − 10:00~14:00
ティータイム − 14:00~16:00

〒252-0185 神奈川県相模原市緑区日連618-3
TEL 042-687-2589

 

★☆★夕涼み会2016☆★☆

恒例の夕涼み会。昨年に引き続き、流しソーメンが登場し、縁日風屋台も並ぶ予定です。
メンバーみんなのお楽しみ『夕涼み会』にむけて、いまタンポポでは、看板やチケット作り等、楽しく準備にとりくんでいます。
歌にダンスにゲームにと盛り沢山の『夕涼み会』をみなさまもぜひお楽しみください。お待ちしています!
カフェてくてくにて申し込みを受け付けております。

★☆★夕涼み会2016☆★☆

日時:8月26日(金) 午後4時開会(終了時間は8時頃の予定)

場所:名倉グラウンド/雨天時は藤野小学校体育館

会費:前売り券 500円、当日券600円

※今年のカレーは300円とさせていただきます。

。。。みなさまとともにすごす楽しい夏の夕べを、心から楽しみにしております。。。

#ふじのタンポポ #夕涼み会 #2016年8月26日

Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

#ふじのタンポポ #夕涼み会 #2016年8月26日

Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

#ふじのタンポポ #夕涼み会 #2016年8月26日 #夏野菜カレー

Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

2016.3.19 べてるの家 病氣のまんまがいいみたい~文字おこし~

ふじのタンポポ25周年記念企画 ~文字おこし 2016.3.19

司会)今回25周年の記念企画といたしまして、当事者研究で有名な北海道浦河べてるの家の向谷地生良(むかいやちいくよし)さんと当事者の皆さんをお招きいたしまして、べてるの特徴ある取組みを、障害があってもなくても暮らしやすい地域づくりなどについてご講話いただきます。それでは早速よろしくお願いいたします。

向谷地)みなさんこんにちは向谷地です。私は今イタリアから帰って来たばっかりで、ちょっともともとボケているところに時差ぼけが加わりまして‥

伊藤)そうですね〜イタリアはピザって本場のものって、やっぱ違いましたか?

向谷地)突然ピザの話になっちゃった(笑)やっぱり本場のピザはですね、これぐらいおっきなピザが800円くらいで食べられて、1人じゃとっても食べきれない。8人くらいで格闘しながら‥ピザの話はまたじっくりとさせていただきますけど(笑)しかも私イタリアでメガネをなくしまして、みなさんの顔が見えないんですよ。ですからぼんやりした感じで、ボケた上に更にぼんやりしてますけど皆さん(笑)今日はせっかくお金を出していただいているのに悪いな、ちょっとどうなるかわかりませんけど、今日べてるの面々で25周年というおめでたい場所に呼んでいただいて、私どもも皆さんと一緒にこの場を進んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。
じゃあ一緒に来たべてるの仲間を紹介したいと思います。

秋山)みなさんこんにちは。秋山さとこといいます。べてるでは自己病名(注1)というのがあって、診断名ではなくて、みんなからつけてもらったり自分で考えたりする病名なんですけど、自己病名は「人間アレルギー症候群自己虐待型」といいます。診断名は反復性うつ病性障害なんですけども、人間関係っていうところと自分関係っていうところについて苦労してきたんですが、今も生き方のクセが抜けないところもあるんですけど、べてるに来て10年ちょっと経って、だいぶ馴染んできた感じもあって、みんなから笑顔をもらいながら日々働いています。今日はよろしくお願いします。

向谷地)秋山さんも10年前に浦河に現れた時には、ちょうどお母さんと一緒に来られて、是非ウチの娘と会ってやってください。ホテルにいますので、と。待てど暮らせど現れず、予定したんですけどそのままトンズラして家に帰っちゃった。

秋山)かなり絶望的で自分はもうダメだと思っていて、鬱状態が強かったのもあるんですけど、自分自身を諦めていたので誰に会ってもどんな薬を飲んでも、どうにもならないって決めつけてて、だから諦めてたんで帰りました。

向谷地)帰って苦労が更にピークになって、ちょっと自分いじめがピークになっちゃってとっても大変で。その後でしたっけ

秋山)そうですね、あんまりひどいことをしたので、これは命の危険があるからって強制入院になって半年間薬漬けになって、その後です、来たのは。

向谷地)縛られたり大変な経験をし、やっぱり生きやすい場を求めて世界を飛び回った、世界っていうか。

秋山)ニュージーランドに行った時もありましたけど、どうも日本に適応できないのかと思って、たまたまニュージーランドに知り合いがいたんで、そちらのデイホスピタルに行って、向こうのグループホームにもいました。

向谷地)日本に馴染めないという感覚ね、なんかわかりそうな氣もします。日本に馴染めなくて日本を脱出してアメリカで暮らして日本に帰って来たけど、結局日本に馴染めないで、浦河に来て初めて何か日本人が好きになったっていう人いましたよね。

伊藤)いましたね。ちょうどそちらの後ろの方で売っています「クレイジージャパン」という本を書かれた、中村かれんさんという(6:28)という方がそう言ってましたけど

向谷地)そうなんですよね、かれんさんもどうも日本に居づらくて、アメリカで暮らして。「浦河に来て初めて日本人が好きになった」っていうあの言葉、面白いですね。やっぱり「ぱぴぷぺぽな世界」(注2)というのは人を安心させるんですね。

向谷地)はい、じゃあ伊藤さん。

伊藤)はい、統合失調症全力疾走依存慌てるタイプの伊藤のりゆきといいます。慌ててしまって物とか場所を探すのがものすごく苦手です。昨日の晩は横浜に泊まったんですけど‥

向谷地)あっそうだね。伊藤さんはですね横浜に来て、私たちは新横浜の駅前のホテルに泊まったんですよね。そこに伊藤さんはみんなを案内してくれたんだよね。

伊藤)別のところに自分のホテルがあると思ってあちこち歩いて、横浜スタジアムの方まで歩いて行ってしまったんですよ。

向谷地)伊藤さんはメンバーを連れて、皆が泊まるホテルはここですよ、って案内してくれたんですよ。実は伊藤さんが泊まるホテルは目の前のホテルだったんです。ところが皆をホテルに案内してくれたら伊藤さんはその後自分のホテルがわからなくなって迷っちゃって、あの辺をずーっとウロウロして30分か1時間くらい?

伊藤)1時間ですね。やっとホテルの人に頼んで迎えに来てもらって

向谷地)すごいですね、伊藤さんね。いい人ですね、伊藤さん(笑)

伊藤)そうですね。

向谷地)みんなをエスコートして自分は迷子になってしまったという。

伊藤)(笑)

向谷地)これ伊藤さんらしい

伊藤)そうですか、ありがとうございます。

向谷地)決して褒めているわけじゃないんで(笑)伊藤さんそういう意味では面白いんです。伊藤さん独特の慌てぶりっていうのは数々のべてるの歴史の‥

伊藤)伊藤ネタっていう‥

向谷地)伊藤ネタっていう。これで1冊出そうっていう計画は是非実現させましょう。

伊藤)よろしくお願いします。

向谷地)伊藤さんはナンバーワンってどれですか?

伊藤)ナンバーワンね〜いろいろあるけども、隠し子がいるんでしょうっていうあの‥

向谷地)あー隠し子

伊藤)聞いた事ある方もいるかもしれませんけど

向谷地)知る人ぞ知る伊藤さんの隠し子騒動なんですけど。伊藤さんべてるに来るまでは‥

伊藤)女性とは縁のない‥

向谷地)女性とは縁がなかったんですけど、べてるに来てから次々に

伊藤)次々に

向谷地)えーっていう言葉が出ているけど(笑)その中で色々なエピソードがありまして、きっと2番目の方だったと思うんですけど。Yさんね。可愛らしい人でしたよね。

伊藤)そうですね。

向谷地)でもちょっとね、非常に嫉妬深い。伊藤さんはあちこち出かけることが多いものですから「向谷地さん、伊藤さんよその女性に手を出さないように監視してよ。」いつも言われるのと「あちこちに伊藤さんに似た子どもがいないかちゃんと見といてよ」って(笑)

伊藤)言われていました。

向谷地)「わかりました、ちゃんと見とくからね」って。しかもちょっとバランスが悪くなると伊藤さんに電話かけてくるんだよね。

伊藤)隠し子がいるんでしょとか奥さんがいるんでしょとか。そういうのです。

向谷地)隠し妻、隠し子がいるでしょって、伊藤さんに夜な夜な電話かけてきてね。伊藤さんはウチの2階の別棟に住んでいるんですけど、夜何時くらいですか?

伊藤)10時くらいだったでしょうか

向谷地)10時くらいに電話の彼女に責められるもんですから、1階に来てウチのかみさんに「こんな電話で責められて困っているんです。」ってSOSに来て。で、ウチのかみさんと「ちゃんとあなただけよ」ってしっかりハッキリ言ったらいいのってそこで即興で練習したんですよ(笑)練習したら何と電話がかかってきて、よし!これは練習したばっかりだから伊藤さん頑張れって言ってね、ウチのかみさんも心を込めて応援して。

伊藤)また「ねえいるんでしょ」って言われて向こうの勢いに完全降伏して「ごめんなさい、いたんだ」と言ってしまって

向谷地)冤罪ってこうして起こるんですよ、皆さん(笑)皆さん氣をつけてくださいね。何かあった時にわーっと責められても強い氣持ちを持って、言ってない事は言ってない。断る事は断るっていう強い氣持ちを持たないと。伊藤さんね、いるんだって言っちゃった(笑)

伊藤)そうですね。

向谷地)伊藤さんは面白い人で、伊藤さんと旅をすると例えば「伊藤さん、ホテルはあっちだったっけね」「そうですね」「こっちだったっけね」「そうですね」(笑)常に風のように全てそうですねそうですね。ずーっと行っても行ってもないんですよ。「伊藤さん、これ違うんじゃない?間違っているかもしれないね」「そうですね」(笑)
この暖簾に腕押しって言うんですか。伊藤さんの何とも人とぶつからない、常に人にそうですねそうですねって言って。性格いいですね。

伊藤)あっありがとうございます。

向谷地)決して褒めているわけじゃないんで(笑)やっぱりこれが伊藤さんの持ち味、キャラクターですよね。でもいっぱいいっぱいになるとまた不思議な現象が起きますよね。

伊藤)最近はですね、非常に(13:04)した人も多かったり刺激が強くて音も大きいですから、頭の中のハードディスクがすぐいっぱいになってしまって、強制終了状態になって、仕事も途中でも帰りま〜すってなって、家に帰ってしばらく休んで、また回復すると元氣になって戻ってくる事もあるという現象が起きています。

向谷地)べてるではね、怒っている人もいるしわめいている人もいるし歌っている人もいるし、まあ賑やかですよね。隣に一等ハードディスクを一杯にする方が今日は来ています。自己紹介お願いします。

岸田)初めまして。今回は初めてなのでちょっと緊張してます。岸田めぐみと申します。自己病名は「統合失調症」です。

向谷地)そうだったっけ?何か自己病名ってなかったっけ?

岸田)あー自己病名は色々と河村先生とか考えてくれているんですけど、なかなか自己病名が浮かばなくて。それでちょっと‥
向谷地)もう5.6年もずっと自己病名考えている?

岸田)はい。

向谷地)もう思いつくまま言っちゃったら何になる?

岸田)そうですね、結構長いんですけど「統合失調症日本語喋れない岸田めぐみ」

向谷地)伊藤)短いですね(笑)

向谷地)アメリカ人か外国人みたいな。日本にいるんだけど外国人なんだ。

岸田)日本じゃなんかちょっと日本語しゃべれない時とかはずっと黙ってしまって。ノートにとか書いて、仲間に爆発(注3)しち
ゃう岸田めぐみがいて、爆発しない岸田めぐみがいるっていう。昨日飛行機の中で、あっそうなんだ、岸田めぐみは爆発しない、本当は爆発してない岸田めぐみがいるんだっていうことに氣づいて、今爆発しない研究をしていて。それで結構お腹空いたりお金がなかったり、その部分でも自分を止めるブレーキを、車で例えれば、停止線の位置に自分のブレーキをかけるっていうか‥

向谷地)ブレーキは一応ついているんだ?

岸田)一応ブレーキはついて

向谷地)踏むタイミングを間違うんだ

岸田)踏むタイミングは、ストップストップは結構激しくて。そのストップが何か自分に急ブレーキかけているっていうか。

向谷地)そうなんだ、急ブレーキと急発進。

岸田)例えばジェットコースターありますよね。ジェットコースターのサーグルグルっていう感じの‥

向谷地)あの大声出す時はどっちなの?急ブレーキ?それともジェットコースター?

岸田)大声出す時はもう‥さっきお母さんとちょっと揉めちゃって、ザーってなっちゃって。

向谷地)ジェットコースターで下降、下っている時?

岸田)自分は止めなきゃ止めなきゃと思って。構ってちゃんってなっちゃって。

向谷地)あれ、構って欲しい状態?

岸田)そうですね、構って欲しい‥

向谷地)構って構ってっていう現象が起きると、周りの人は皆構ってあげたくなくなっちゃって、皆散って行くんだよね。

岸田)べてるなんて必要ないんじゃないかっていうお客さんが(注4)入ってきて、マイナス思考が入ってきて‥

向谷地)ぎゃーってなる

岸田)ぎゃーってなる

向谷地)ぎゃーってなると伊藤さんに「ぎゃー」がバーっと降り注ぐわけでしょ?伊藤さんはどうなるんですか?

伊藤)まあたまにこちらも「ぎゃー」となることもありますね。

向谷地)伊藤さんもぎゃーってなるわけです。伊藤さんが「ぎゃー」となった時面白いのは、「ベテルがとんでもないことにな
る!これから警察に出頭します」ってなるよね。

伊藤)言いましたね。

向谷地)伊藤さんが突然「これから警察に出頭します」って。伊藤さんそんなことないよ、大丈夫だよって言ってもダメなんです。それでこの前、私の目の前の伊藤さんは「警察行きます。出頭します。不祥事を起こしました」って言ったものですから、皆に「さあこれから伊藤さんと一緒に刑務所に行きましょう。」って言ったらメンバーが「はい!僕も行く」ってばーっと。

伊藤)そしたらスーっと落ち着いたんですよね。

向谷地)べてるの皆が私も行く!私も行く!って。じゃあここは刑務所です。って言って一瞬刑務所になったんですね。そしたら伊藤さんは安心して。あれ何で安心するんですかね?

伊藤)何でですかね。

岸田)何か伊藤さんって安心感があって。

向谷地)伊藤さんに安心を感じるの?

岸田)たまに全力疾走で走っていって、何か伊藤さんどこに行くの?っていった感じで。

向谷地)伊藤さんの捉え方って面白くてね、前にメンバーさんが家のガラス戸を割っちゃってね。謝りに行かなきゃならなくて。伊藤さんはスタッフとして同伴することになってね。そのメンバーさんと車に一緒に乗って行って。ちょっと一瞬立寄り先があって、寄って用を足して。そしたらその時に‥

伊藤)助手席のメンバーがいなくなったんで、あちこち探して。

向谷地)一緒に謝りに行くはずの「メンバーが逃げました!いません。」って言って伊藤さんがスタッフに「大変です。メンバーが逃げました。」ってあちこち探して歩いて。そして車に戻ったら?

伊藤)助手席にいて。見当たらなかっただけでして。

向谷地)メンバーに「ずーっとどこに行ったんだ?」って聞くと「ずーっと僕ここに座っていたよ。」あれ一瞬消えたわけね。

伊藤)本当に逃げてお金の支払いとか謝りとかをすっぽかしたんじゃないかなと思って。

向谷地)一瞬いた人も見えなくなるくらい視野が狭くなる。あれも不思議な現象だったよね。数々の伊藤ネタがあります。

向谷地)去年のお正月に1日か2日、何だっけ?車が動かない?

伊藤)車が動かなくなった時がありました。

向谷地)「向谷地さん、ついに壊れました」ってウチに来たものですから、とりあえず鍵貸してって言って。すぐエンジンがかかったんですね。そしたら車ってハンドルロックっていうのがかかってる(笑)車のハンドルにロックがかかるってことを今まで知らなかったっていう。

伊藤)そうですね、本当に知らなかったです。伊藤ネタばっかりじゃなくて他の人にも話してあげてください。

向谷地)何かね伊藤さんの部屋にカラスが出入りしているって。カラスが我が物顔で伊藤さんの部屋に出入りしていて。近所の住人から伊藤さんの部屋にカラスがいっぱい出入りしていますけどって通報がきてね。伊藤さん窓開けたまま仕事に行って?

伊藤)そうですね、網戸があるってことを入居してから2.3年くらい知らなかったんですよ。網戸はないと思っていたんですよ。

向谷地)まあ色々ありますね。

伊藤)色々ありますね。そろそろ他の人に行きましょう。

向谷地)ということでね、じゃあ古屋さん。

古屋)古屋ひとみといいます。元々東京にいたんですけど、11月からべてるで働くようになりました。

向谷地)今ホヤホヤですね。

古屋)べてるの人間って感じないんですけどね。

向谷地)しかもべてるに来てすぐこんなツアーに引っ張り出されたり。人使いが荒いですね。

古屋)鍛えられますね

向谷地)人の前で話をするなんていうのは人生の上で最大に苦手な事?

古屋)そうですね、今までこういうシチュエーションはなかったですね。人生の中で。可もなく不可もなく、空氣のようにやってきた‥

向谷地)可もなく不可もなく空氣のように生きる事が得意なんだよね?

古屋)得意っていうかそれで自分を守ってきた‥

向谷地)自分の存在を消したかのように生きる、それはそれで段々行き詰まってきたというか。

古屋)浦河に来る前は、記憶もちょっとわからなくなって、自分の事がわからないっていう風に四六時中思っていたり、生きていたくないって思っていましたし、自分が正体不明な、千と千尋の顔なしみたいって思っていました。

向谷地)顔なしね。正に可もなく不可もなく顔なしのように。顔なしのように生きるとどんないい事があるんですかね?

古屋)あんまり人から悪い事を言われる危険性から逃れるとか、目立って出る杭打たれるってことから逃れるとか。

向谷地)人とぶつかったり人から評価されたり、色んなジレンマにさらされたり。そういうことから逃れられるっていう。

古屋)評価恐怖のところはあると思います。

向谷地)人の評価から逃れられるっていう、正に今日本って評価社会ですからね。だいたい皆評価に疲れているよね。今の人たちね。
大学で学生を教えていて、学生で学校に来れない人とか人と話せない学生って話を聞くとほぼ全員評価疲れですね。これどうしたらいいんですかね?
秋山さんはどうですか?評価っていう。

秋山)評価‥昔はもっと色々なことを意識していたり、アンテナ張っていたりしたんですけど、氣疲れしちゃって。人というのに疲れたりだとか。結局自分自身に疲れていたんですよね。
向谷地)自分に疲れるね。自分って一番疲れるよね。私もこういう仕事をしていてですね、色々ややこしい人たちと出会うわけです。病院でソーシャルワーカーっていう仕事をしていましたから、1日延べで8千件から9千件の困りごとの相談を毎日受け続けるわけです。でも最終的に一番困っている人は誰かなって、ややこしくしている人は誰かなって思ったらやっぱ自分だなって最後に氣がつくんですよね。
秋山さんは正にそれを極めてきたわけですね。

秋山)べてるに来てずっと人の中で揉まれる中で、良い加減、ほどよく自分の中で妙に力入れたりとか、妙に張り切ったりとか変に頑張ったりじゃなくって、いい加減じゃなくて良い加減っていうのが、自分の中で自分を保っていくポイントなのかなって最近思っています。
きよしさんに「病氣になる人は、自分を休めない人だ」って言われたんです。自分を休むってどういうことだろうかって最初は思ったんですけど、こういう感覚を最近は意識して、そういう空氣に飲み込まれたり、わさわさドキドキするよりは自分のペースで行けたらいいなと思うんですけど。

向谷地)ちょっと長めの自己紹介になっちゃいましたけど、べてるの紹介を映像資料で見ていただきたいと思います。これは地元の民放でべてるを取材に来た時のものです。ちょっと見ていただきます。

(映像流れる)

リポーター)海のにおいがする、そう私は浦河にやってきました。一度来てみたかったんだよね。「べてるまつり」べてるまつりは社会福祉法人浦河べてるの家が行う年1回の一大イベント。べてるの家は統合失調症など精神障害を抱えた人たちが共に働き、当事者研究と呼ばれる独自のケアを実践。その成果は世界的に注目されています。

圧巻なのはこのべてるまつりのメインイベント「幻覚&妄想大会」

大会司会者)2012年度幻覚&妄想大会「なつひさお賞」 森えりこ様 (注5)

実行委員長)あなたは長年幻聴さんが人の声や物の音にのりうつってしまい、ヘリウムを吸ったように声や音が変わる苦労に悩まされる中〜

リポーター)たまった幻聴さんをみんなに買っていただく方法を見いだし、幻聴の世界に新しい可能性をもたらしました。
という感じでべてるメンバーが実際に体験した幻覚や妄想、幻聴を発表。そのユニークさや独創性を面白おかしく表彰しちゃうの。

来場者)幻聴とか何とか、なかなか人に話せないような事を仲間で共有できる場があるっていうことは素晴らしい事だと思います。
来場者)普通弱さって隠すんですけど、あえて出して、自分の中にも共感って起こってきますし、病氣のあるなしに関わらず、お互い弱さを出せる人間関係がこういう場以外にも広がっていけばいいのかなと思いました。

リポーター)べてるの理念は「弱さの情報公開」。発表されるたび、会場は笑いと拍手に包まれました。

来場者)来る度に楽しさが違ったり、毎年クセになって、世界に一つしかない大会だと思います

リポーター)先週に引き続きお送りします「べてるまつり」。「幻覚&妄想大会」

大会司会者)2012年度幻覚&妄想大会グランプリ賞 松村みつえ様

リポーター)幻覚&妄想大会は社会福祉法人浦河べてるの家が行うべてるまつりのメインイベント。
統合失調症など精神障害があるメンバーが実際に体験した、幻覚や妄想、幻聴などを発表し、面白おかしく表彰。

「UFOが迎えに来た」
「天使の声がきこえる」
「幻聴さんが721人いる」など
ユニークな発表に会場は大盛り上がり。

実行委員長)あなたは焼き鳥は動物虐待である。という愛の信念にもとづき、赤ちょうちんにパンチを喰らわせたり実力行使を行った他〜

向谷地)これはヤバいというと非常に辛くて暗くてっていうイメージですけど、辛いこともあるんですけど、むしろそこに人間って面白いな。そういうことがあるんですね。

来場者)こうやって思いっきり出してくれて、内側にあるものを。私も開放されました。

来場者)幻覚とか幻聴とか今まで聞いたことなかったし、正直驚きました。来年もまた知っている人を何人か連れてきたいですね。

向谷地)病氣といわれるエピソードの根っこを考えると、日常的な人と人との人間関係が積もり積もっていく中で出てくるエピソードですから、素朴な人の繋がりが回復することで取り戻せる部分がいっぱいあるのでは。

来場者)自分のマイナスな部分とか隠しておきたいじゃないですか。それを言葉で表現できるとか、伝えられるっていうのはすごいな。

向谷地)はい、ということで、べてるの雰囲気ですね。幻覚&妄想大会って、こんなことをやっているのは世界でも浦河くらいだと思うんですけど。浦河では特に統合失調症を持った人たちが結構グラウンド化していまして、鬱の人たちは肩身が狭いというか。鬱の人たちの最近頑張れと聞こえてきたような氣がするですとか、グレードアップしてきているんですけど。

岸田)古屋さんがちょっとおびえいてる‥

古屋)緊張で呆然としています。

向谷地)今日ですね、テーマでもある、病氣のまんまでもいいんじゃない、みたいなですね、聞く人が聞くと、基本病氣って大変だし辛いし、生きづらいってこともありますからね。あんまり私たち大きな声で病氣もいいんじゃないって決して言っているわけじゃなくて、陰でコソコソ言ってる事なんですね。
べてるの言葉の中で「最近病氣に助けられている」とかそういう言葉をよく使いますね。
秋山さんどうですか?

秋山)調子が悪くなったりとか人との繋がりが薄れていくと、やっぱり病氣の世界がおいでって言っている感じがして、そっちにすーっと入っていくと繋がりがなくなりそうになるんだけど、でも逆で、自分が本当は人と繋がりたい氣持ちがあるんだけど、そういかない時に病氣がおいでって言ってくる感じです。

向谷地)来るんですよね。これホントに不思議なもんで病氣も様々ですから一言では言いにくいんですけど、あくまでイメージなんですけど、秋山さんが言ったような感じで。例えば、この前NHK特集で「ママは何故子育てが大変か」みたいなスペシャルやっていましたよね。2年くらい前に、病の起源という番組の、鬱って何故起こるか。その番組と話題が共通しているなと思ったのは、例えばお母さんがどうして産後の鬱になるかっていうのは、生むまでは女性ホルモンがいっぱい出て、一人でがんばるホルモンが出て、生んだ後はホルモンは出なくなるわけです。そしたらお母さんが鬱状態では一人で子育てするのが辛い状態になるわけですけど、それは進化の結果で子育てって一人でしちゃダメだと。とにかく人の力、赤ちゃんは基本的に多くの人たちに揉まれて、いろんな人たちの手の中で育つ事で人間になる。だから人間の身体の中には、遺伝子の中には、一人で子育てをしないように、お母さんを鬱状態にして寂しい状態にして、常に人と接して人の中で子育てをするー共同養育っていっていましたね。するように背中を押してくれているっていうのが実は鬱なんだ。抗うつ剤をガバガバ飲んで一人で子育てを頑張るっていうのは、実は人間の本来の子育てからは逸脱しているってことでしたよね。
確か鬱もそうだったですね。基本私たちの中には助け合い遺伝子みたいなものがあって、ところが今の社会は助け合いじゃなくて、競争っていう中で私たちは生きている。競争して生きるっていうのは我々の遺伝子の中に、それに対応するものが実は備わってないと。だから鬱っていうスイッチが入って少しでも皆が助け合ったり繋がったりっていうことに引き戻そうとする身体のスイッチが入っちゃう。それが一つの鬱だっていう。私はその番組を観て理解しているんですけど。
伊藤さんそうですよね、病氣にはそういう不思議な‥

伊藤)そういう力がありますよね。

向谷地)伊藤さん特に実感していることありますか?

伊藤)病氣が出るとですね、慌ててクルクル回って大変な状態になるんですけど、そうすることで休むっていう事が何とかできていますね。

向谷地)だからといって伊藤さんのハードディスクってね、色んな情報がすぐいっぱいいっぱいになって、私から見ていても、私たちが捨てているような情報までせっせと全部取り込んでいるような‥

伊藤)デフラグ、お掃除が必要なんですけど、お掃除をしないまま回転し続けてしまうという。

向谷地)そうするといっぱいいっぱいになって「これから警察に出張します」状態になって

伊藤)そういう状態になります。

向谷地)伊藤さんと付き合って15年‥

伊藤)20年以上になります。

向谷地)伊藤さんと出会って20年。伊藤さん元県庁職員ですから、浦河で福祉事務所で働いていた時には私も病院でワーカーやっていましたから。伊藤さんとは長いんですよね。初めて伊藤さんと会った時から、仲間になれるんじゃないかなっていう予感がしてたんですけど。

伊藤)予定通り (笑)

向谷地)伊藤さんと一番最初に会った時に、実はもう既に通院されていたんですが、自分が病氣で通院していることをまだ親に言えてないんだっていう話で、「言えたらいい?」って聞いたら「言いたいんだ」ってことで。
伊藤さんに会った時に皆で相談して、伊藤さんが親に自分が実は病氣で通院しているんだってことを打ち明ける練習をしたのは‥

伊藤)15年くらい前ですね

向谷地)あれ懐かしいね

伊藤)懐かしいですね

向谷地)伊藤さんの仕事をしていく、生きていくエネルギーのもとにあるものが何でしたっけ?

伊藤)例えばマイナスのエネルギー、例えば監査に引っかかるんじゃないかとか不祥事を起こすんじゃないかとか。

向谷地)伊藤さん基本的にお役所勤めだったんで、恐怖感がエネルギーになって仕事をしているんですね。伊藤さん面白いんですよ、前に浦河で全国大会を開いた事があるんですけど、実行委員会開いた時に伊藤さんいつも司会やってくれるんですけど、突然伊藤さんが大声で「このままじゃ浦河が潰れるー!」って絶叫したことがありましたね(笑)

伊藤)ありましたね。

向谷地)絶叫したんですね。どうしたんだろうと聞いたら?

伊藤)実行委員会のマイクが見つからない、マイクが見つからないと実行委員会が開けない、実行委員会が開けないとイベントが成功にならない。べてるの浦河にもお金が落ちないという。

向谷地)っていうことでマイク1本見つからないってことで「すいません、マイクどこかにありませんかね」じゃなくて、伊藤さんが言ったのは「浦河が潰れる!」だったんですね。この発想がすごいよね。
それで最近色々考えてみたら、伊藤さんのモチベーションのベースには燃料はだいたい不安や恐怖があって、そういう燃料で毎日伊藤さんは飛び回っているってことが最近わかってきたね。

伊藤)そうすると燃費がよくないんですよね。

向谷地)燃料の質がだいぶ悪いよね。なかなか燃料の質を変えるっていうのは難しいですけど。

伊藤)今日も例えば午前中にお客様がたくさん買ってくださいましたけど、昆布とか本が売れるような工夫をしていこうとか、より仲間の応援ができるようにとか、新規の開拓とか、色々なことをベースにやれるようにということを目指していますね。具体的に何がというのはまだわからないですけど。

向谷地)どうですか例えば古屋さんのエネルギーって何ですか?自分を行動にかき立てる。

古屋)今はわからないですけど、東京で何度か働こうと思ってやっていた時っていうのは、聞いていると伊藤さんと似ていて、派遣とかで働いていた時は、契約切られるんじゃないかとか、四六時中人から評価されている感覚で、ミスしたらダメなんじゃないかとか、そういう風に思っていたなって思い出しました。

向谷地)この恐怖感や不安エネルギーじゃなくて、希望エネルギーになるにはどうするかってこと、これ正に現代的テーマでもあるような氣がするんですけど、変えるためのポイントって古屋さん何かありそうですか?エネルギーを変換する。
理屈じゃわかりそうですね。なかなかね。秋山さんどうですか?

秋山)一人で頑張らずに仲間と協力し合うとか、困った時に相談していくことで一人で頑張らない。

岸田)っていうか私と伊藤さんって5年か8年くらい見てきたんですけど、すごく私に圧迫さんでザーって言われた時に「わーこのお兄ちゃん人生で一番辛かったんだろうな」っていうエネルギーが私に降り掛かってきて、こないだ当事者研究の時に「岸田さんあなた何とか何とか!」って叫んだ時「わーちょっと傷ついた」っていう感じ、不安感‥

向谷地)最初のパワーは岸田さんから来ている氣がする。

伊藤)そうですね〜(笑)

向谷地)それを伊藤さんがばーっと。そしたら岸田さんにも伊藤パワーが来るっていう。お互いにエネルギーを溜め込んで。
本当にべてるって大変なところでして、先ほどちょっとスライドにもあったように、皆で仕事をワイワイとしているんですけど、例えば岸田さんみたいにね、ちょっと寂しくなってきてしまうと大声爆発が始まったり。古屋さんはどっちかっていうとフリーズするタイプか。時々フリーズサインを出しますよね?

古屋)サインっていうか真っ白になっていますね。

向谷地)東京にいる時はなかなかエンジンがかかりづらくて、苦労していた古屋さんですけど、浦河で低空飛行の時もありますけど、墜落しないでそれなりに。

古屋)墜落しかかりながら‥

向谷地)地上に接触くらいはありますけど。何とか滑空続けているようなところはありますけど。ポイントはどうなんですか?

古屋)自分で何か強く意識しているかというと、その辺があれなんですけど、人との関わりとか‥

向谷地)今どんなお仕事しているかちょっと紹介してください。

古屋)高齢の方とか、昆布をやっている作業の沢山の人の中ではちょっと大変な人たちがお茶を飲んだりして、 交流中心に日中過ごすっていう場所で、その人たちと一緒に過ごしているんですけども。

向谷地)そこでのお仕事っていうことを考えた時に、今まで全く身体が向かなかった時期が長かったんですけど、今の自分の助け方のポイントみたいなものは?

古屋)周りの人との関わり合いで結構支えられている感じです。自分のダメ出しというかダメ出しの中にどっぷり浸かってしまうというところがあるんですけど、何とかそこからーお風呂入って寝るとか‥

向谷地)ついつい自分を責めるっていうパターンに入っちゃっているんだよね。体質的には秋山さんと似ているんですね。秋山さんはどうですか。自分の責め方によってフリーズしてしまう時の。

伊藤)ありますね、ぎゅーっと入っていくんですけど、だけどそういうパターンを何回か繰り返しているんで、これ以上いくともっと出られなくなるなと思って。不思議なんだけど具合が悪い状態のままべてるでお仕事している間に自分自身が整っていくというか取り戻されていくっていうかそういう感じがあって。だから一人で悩まないようにしている、みんなの中で。

向谷地)秋山さんはよく言っていましたけど、職場が居場所になる、職場と居場所が一つになるってことですよね。

伊藤)職場の中に居場所を作っているっていう、何か心地良さがありました。

岸田)仕事をしていてべてるの本部チームとかに入ってるとすごく楽しいから。今日三田村さんが「ちゃんとメモリ計っている?」ってすごく厳しい言葉の前だとマイナス思考がすごくて。あっちゃこっちゃいっちゃって。この中で段々仕事していると‥はい(笑)

向谷地)当事者研究のことを紹介しますと、べてるには集金して来られなくなったり急にいなくなっちゃったり、疲れたって言ってすぐ帰っちゃったり爆発したり‥こういう方たちがたくさんいるんですね。べてるの活動は最初の時からそんな感じなんですね。伊藤さんちょっと紹介してくれますか。

伊藤)そういう時はスタッフからしたらいい加減にしろとか言いたくなっちゃうんですけど、よく聞いてみると「おはよう」が「あっち行けに聞こえるんです」とか、ニコっとされるとにらまれているように見えるんですとか、(51:38)聞こえるとか(51:41)とか、朝起きたら「首が取れました」とか、本人物事の捉え方に違いがあるわけです。

向谷地)こういう人たちがべてるに本当にたくさんいて、いつも一緒に働くわけですね。ニコっとしただけなのに不機嫌になって帰っちゃったりとか、朝「おはよう」って言ったら腹立てて帰っちゃったりとか。そういう人たちが一人一人に聞いてみると「今帰れって言われた」とか、にらまれたとかっていう。実は私たちの中には、こういう感覚で物が見えたり聞こえたり伝わったりする形で、実は孤立している人がたくさんいるんだ。ということがわかってきたんですね。その人たちはただ氣難しい人だとか、ただ氣持ちが変わりやすいとかわがままだとかっていう形で人から排除されたり、結局孤立した人がたくさんいるんだということがわかってきたんですね。
私たちは当事者研究っていうことをする中で段々わかってきたわけですね。こんな人たちが仲良く暮らし、仕事するにはどうしたらいいかっていうことを一貫してずっとこだわってきたんです。正に研究と称して当事者研究という形で研究活動してきたわけです。
伊藤さんの3番目の彼女さんもどっちかっていうと‥

伊藤)誤作動系(注6)ですね。

向谷地)伊藤さんはよく誤作動系の方とお付き合いすることが‥

伊藤)幻聴の人とかね

向谷地)恋愛は究極の誤作動ですよね。

伊藤)そうそう、そうですね。

向谷地)3人目の方もわりと‥あっ3人目の方、動画の中で出てきましたね。森えりこさんという方。

伊藤)あはは

向谷地)ここだけの話、あの方が3番目の彼女さんですね。

伊藤)あの方は朝早い時間とか1分おきに「私のこと嫌いなの?」とかそういったメールをくれるんです。

向谷地)寂しくなると伊藤さんに嫌いだとか別れようとかって。伊藤さんは?

伊藤)大丈夫だよ、好きだよとかそういったメールを返すんです。

向谷地)そしたらホッとして、それをずっと儀式のように繰り返すんですね。伊藤さん常に受け身で。向こうからメールが来ると伊藤さんは返信すると。寂しくなると伊藤さんに電話をして、伊藤さんはあっしーくんやるんですよね。あっちこっちドライブ連れていったりとか、おもてなしをするんだよね。常に伊藤さん受け身だけだから彼女寂しがるんじゃない?むしろ伊藤さんから発信するっていう、実験だと思って発信してみたらどうだろう?って。

伊藤)こちらからメールを送ったりやってたら別れたんです(笑)

向谷地)実験の結果は別れになりました。何なんだったんですかね?

伊藤)情報を受けたりすることは多いんだけど自分からあまり発信はしないです。何かを伝えたり言おうとするとタイミングが合わなかったりとかうまくいかなかったりすることが多いんですけど。

向谷地)別れっていう実験結果でしたけど、今お休み中ですね。

伊藤)お休み中です。

向谷地)そういうことも含めてべてるはいつも実験に溢れています。こんな多様な経験をしている人たちが一緒に暮らしていくための研究っていうのは、こういう経験をしている人たちだけじゃなくて、こういう経験を持った人たちと一緒にいる私たちもその中で一緒に研究をしていっています。
伊藤さん紹介してください。

伊藤)生活の色々な難しいこととか不安とか、例えば僕らの場合幻聴とかいうこととか、こうしたらうまくいくという成功体験を研究テーマとして表に載せて、仲間とか色々な人たくさんの人たちとワイワイガヤガヤと研究的対話活動を始めて、病氣との繋がり方、研究テーマを持った研究を繋がりにしていきます。そして研究を促進させるための工夫や研鑽などをするための発見をして、成果を自分のものだけにせず、仲間に公開したりします。  日常生活とか仕事上のコミュニケーションとか幻聴とか色々です。

向谷地)こんな風に生活体験を研究テーマにして、皆でワイワイ研究し合うというのは、それぞれ病氣の経験だけじゃなくて地域づくりや街おこしについても、色々な地域にはテーマがありますので、地域の人たちが自ら  地域課題について研究チームを立ち上げて実践をするという、そういう事に応用できるんじゃないかと思っています。
伊藤さんは今不安や恐怖を希望エネルギーに変換するための研究をしていると。

伊藤)最近はですね、べてるは働く場としては日中活動と生活の場としてはグループホームとかいう場所があるわけですけど、そこが最近一体となって、日中の活動の場を生活の場に引き継いだり、生活の場を日中に引き継いだりっていうようなコミュニケーションが取れるような実験をしているわけです。そしてお昼の引き継ぎのミーティングに出るようになったり そういった会議にもなるべく出たりするようにすると、そういった一体感があると、べてるが、今もいいんだけど、もっとよくなるんじゃないかとか。もしこれがよくなったら、べてるの仕組みとか研修ソフトが売れるんじゃないかと(笑)そういったことも起こるとフリーズの回数が減ってきたような氣がします。

向谷地)そうですね、浦河は本当に過疎化が進んでいまして、一番多い時で人口2万3千人。今年1万3千人を切りました。ですから私が浦河に来てから人口が35%も減りました。そういう過疎化がどんどん進む街に暮らしているんですけど、その中で特にこの精神科病棟で青春時代を過ごした若者たちが、べてるの活動をずっと担ってきたわけです。(スライドに写真)これが最初の、べてるの活動が、ここの教会の古い会堂の一室を借りて始めたわけですけど。38年経ってですね、地域の中に色々な住居ができて、(スライドに地図が写る)赤いところが住居なんですけど、これだけの数が住居と地域になって、結果として入院する人がどんどん減ってきて、病棟が埋まらなくなっちゃった。130床あったベットを60床にしてもまだ埋まらず、さらに20,30を維持するのが手
一杯になりました。あとは医師看護師不足も重なってですね、去年ついに病床0になってしまいました。最初に言った通り、私はイタリア帰りなんですけど、イタリアのトリエステでは1978年に20年かけて、約2000年に精神科病棟を0にした。っていう所に行ってきたんですけど、浦河は去年突然イタリアになっちゃった感じです。病床数が0になりました。決して多くの人たちが、今まで入院していた人たちが 病棟を閉じなければならなくなったっていうことで、他の病院だったら絶対この人は入院しているよなって思うような人たちも半ば止むえなくどんどん地域に住居に暮らし始めてですね、まあまあ賑やかに色々な人たちが浦河の中で暮らし始めているわけですね。
例えば1978年に浦河の病院のソーシャルワーカーとして仕事を始めた時に、既に長期入院していた人たちがいまして、この人たちが退院できるような街にしなければならないっていう風に思った人たちがやっと退院したんです。やっとですよ。そういう意味では感無量なんですけども。
しかしなにせ私たちは今まではちょっと体調崩したり具合が悪くなると、休息入院っていって常に病院に行ってきなさい、入院しましょうといって常に病院におんぶに抱っこしてきて、実は地域のノウハウがないんですね。ところが病院はどんなすごいことをやっているかというと、たいしたことはやってないんです。ただ三度三度ご飯食べてお風呂に入って薬を飲んで。たくさんの人たちに囲まれていますから、とりあえず孤独感は癒されて。ただそれしかないんですね。にも関わらずそれなりに落ち着くわけですね。ですから私は何とか最低限それが地域で維持されればいいと思ってきましたけど、どういうわけかなかなかうまくいかない。退院したと思ったら皆さんすぐ帰りたがる。また入院したがる。何とかそれを防ぐにはどうしたらいいか、試行錯誤したけどなかなかうまくいきませんでした。皮肉なことに一番うまくいったのは病棟がないってことだったんです。病棟がなくなると皆の氣持ちの緊張感が違うんですね。伊藤さんやっぱり不思議だよね。

伊藤)この一年で入院したのはわずか一人くらいじゃなかったかなと思うんですけど、本当に大丈夫かな?こういうエピソードしたら入院するんじゃないかなというような方も地域でがんばっていますね。仲間とかスタッフの応援もあって。

向谷地)ここ1,2年ですね、私たちが色々経験する中で、こういう風な時にこうすればこうなるんだという形で、いわゆる再発しても入院せず、住居で回復できる人たちが少しずつ増えてきた。秋山さんいかがですか?

秋山)本当に何年も10年以上とか入院されていた方も今退院されて、地域で暮らしているんですけど、周りの人たちとの関わりっていうところが大きいんだろうなと感じていて。生活している中もそうですし、ニューべてるに来て皆と何にもしない時もあるけど皆の中にいたり、色々な声かけがあったり色んなイベントとか行事が色々あるんですけど、どんどん参加していく中で、皆元氣に暮らしているし、時々すごく調子が悪いなという時もあるけど、それがずっと維持できていると思います。

向谷地)そういう意味では本当に壮大な実験だなと思っています。トリエステに行って正に精神科の病院をなくして、総合病院の中に救急の受け入れ病床が8床あって、あとは地域ごとに精神保健センターがあって。そこのセンターにはクリニックとたまり場とデイサービスのようなもの、色々な多様な資源を提供し、センターのスタッフは24時間地域をサポートして飛び回っている。その中で精神科病院がなくてもとりあえず回っているんですね。イタリアは地方分権がかなり進んでいますから、地域ごとに県によって徹底度はちょっと差がありますが、基本的にはそのスタイルでやれている。あっ考え方は全く同じだな。発想は同じだな。結局精神疾患を抱えている人たちは徹底して人が苦労して悩んだ結果として色んな発症したり、行き詰まったり。病氣そのものの背後には、人間としての苦悩がある。苦悩が最大化したものが心の病なんだと。だからそれをちゃんと人間として受け止めて理解して、そういう人たちが住み良い場所、地域を作るというのは皆にとって大切な場所なんだ、大切なことなんだっていうことが徹底して染み渡っていって。しかしそれは理屈でいうのは簡単ですけど、実現するのは大変なんですけど、トリエステの皆さんは苦労する事にものすごく誇りを持っている感じがしました。
この当事者研究は2001年に爆発を繰り返す1人の青年との関わりに私たちは心底行き詰まりまして、どうしたらいいかなと思って、その青年と一緒に首をうなだれている時に、私たちもどう次踏み出したらいいかわからない時に、「どうしていいかわからないから、一緒に研究でもするか。」ってぽろっと出たその一言で、その青年も「研究したいです。」っていうところから始まったのが当事者研究なんですけども。
2012年に東京大学の先端研の先生方と、科学哲学のたまたま相次いで2つの研究チームが当事者研究にものすごく関心を示して、この当事者自ら自分の生きづらさの中から生きやすさを人々との対話の中から生きやすさを見いだしていく。この発想は正に、従来の専門家が色々化学的な根拠に基づいて、色々な支援や理論を産み出してきたものとほぼ対等な価値のある新しい発想なのではないかということで、共同研究の申し出がありまして、色々な研究活動を続けてきています。それが実を結びまして、昨年の4月に東京大学の中に、当事者研究っていう正真正銘の講座が立ち上がりまして、当事者研究ラボっていうのが先端研の中にできあがりまして、今新たな研究拠点として脚光を浴びています。東大の先生方と今回イタリアに行って、イタリアのトリエステにあるサンジョヴァンニ病院の敷地の中にWHOのサテライトの研究施設がありまして、そこで当事者研究の実践の報告・発表を先生方としてきました。1970年代から現在まで恐らく1万人を超える研究者や関係者がトリエステを視察に来たんじゃないか。だけどこんなに世界で一番視察に来る日本が何故これほどまでに変わらないのか。向こうの方たちは苦笑いをして言っておったんですけど。その中で、正確にはわからないですけど、日本の中でこういった取組みをしていると発表したのは、あなたたちが最初じゃないかと先生に言われました。
過疎の街で色々な課題が山積した中で、特に精神疾患を抱えた若者たちが30年以上に渡って、コツコツとこういう実践を積み重ねてきてきますと、イタリアのトリエステの実践ですとかフィンランドの北にあるケロプダス病院、あの辺の地域で行われているオープンダイアローグですとか、対話ベースにちゃんと人として向き合って医療を展開するんですね。薬は少なくていいし回復率も高まるという今注目を浴びているアプローチと非常にリンクしてきて、そこに共通の1つの何が大切かということが見えてくる氣がしています。
(スライドに地図)ここの地域で暮らすための共同住居(シェアハウス)の整備ということで。この地域には百数十人の人たちが暮らす色んな住居、受け皿があるんですけど、トリエステに行ったら、共同住居はもう古いよと言われました。地域=過渡的な形態に過ぎない。じゃあどうしているかっていうと、それぞれがそれぞれ自分の固有のスペースを持って、一人一人が自立して独立して暮らして、なおかつ共同する場が保証されている。言ってみれば一種のマンションみたいなものですね。それで公団住宅なんかの一角を借り切って、そこで一人一人が住民・市民として自分の固有のスペースを持って、サポートを受けながら暮らしている。
まだまだイタリアのことについてはお話したいことは一杯あるんですが。伊藤さんその辺についてはどうですか?共同住居も同じ屋根の下に暮らしているといいこともあるんですけど、あるメンバーさんが誤作動を起こすと誤作動の伝染が起きるよね?

伊藤)起きますね。別のメンバーが爆発したり、調子を崩したりってことはよくあります。

向谷地)面白いよね。ある共同住居であるメンバーが「この住居には透明人間がいる」と言い出した。夜になると触られたり、家の物を持ってかれたり。で、緊急ミーティングを開いたんです。5.6人でね。そしたら「私にもそんなことが」「もしかしたらいるかもしれない」。5,6人のメンバーで出た結論は「この住居には透明人間がいる」(笑)それから誰々は‥

伊藤)エイリアン

向谷地)エイリアンだとかおばけだとか。そうすると他のメンバーたちも「きっと僕もそう思う」とかね。
そんな風な人たちですね、例えば面白いですよ。昔「トイレに吸い込まれて世界中旅をしてきたの」っていう人がいて。水洗トイレに吸い込まれて行ったら神戸行ったり東京行ったり、日本中を旅してね。それから朝起きたら首が取れました、とか。皆さん信じられますかね。

伊藤)そういう事が他の地域であったら即入院ですね。

向谷地)朝電話がきて、彼女はねクスクスって笑いながら「向谷地さん大変だ。首取れた。」「どうしたの?」「今緊急外来行ってきた」「今はどうなっているの?首?」「繋がっています」って。
そういう不思議な体験を日常茶飯事起きている人たちがいるんですけど、そういうこと言ったら入院させられるんじゃないかとか、そういう事を言ったら薬をたくさん飲まされるんじゃないかって、皆さん語れないでいる、言えないでいるんです。そういうことをちゃんと語れる場、受け入れ合える場っていうことをホントに大事にすると、そういう人たちは本当に生きやすくなるんですね。
そのメンバーさんはある時、小泉総理が首相をやっている頃です。「向谷地さん、小泉さんが私に結婚を申し込んで困るんだ。」ってことだもんですから、「じゃあファーストレディーだね」って言ったら浮かれちゃって「もし結婚することがあれば私仲人やるからいつでも教えてね。」って。
そしたら小泉さんがしつこくてしつこくて、そんなに言うんだったら小泉さんに「結婚してあげるよ」って言ったら、なんとその次の日身体半分が勝手に首相官邸に行っちゃった。歩きづらくてしょうがない。っていう相談を受けまして。東京に出張に行った時に身体半分連れて帰るっていう特命を受けて、出張から帰ってきた。「身体半分ちゃんと連れて帰って来たから。これからバスに乗せたからね。夕方16.17時頃着くからね。着いたら教えてね。」「ちゃんと着いた。楽になった。歩きやすくなったよ。」ってちゃんと言ってくれるんですね。そういったことが受け入れられる世界というか、社会の中で色々な経験を持った人たちが生きやすいっていう、大事なポイントになるんじゃないかなと思っています。
私今全国3カ所の精神科病院に定期的に足を運んで、先ほど伊藤さんが紹介してくれたような当事者研究という活動をやらせていただいています。で、どういう方と当事者研究をやっているかというと、その病院で一番治療困難で、お医者さんも看護師さんも手を上げているような、そういう状態の悪い方を一人紹介していただいて、こういう当事者研究をやっています。その人の世界に私たちが一緒にお邪魔して一緒に語り合って「それすごいね。」「それおっかないね。」「それ不思議だね。」「こんな時にどうするんですか?」そんな会話を重ねてその3人の方とずっと当事者研究をやっています。不思議な事にですね、ある病院で20年以上入院している方がですね、神様から14の罰を下されて、部屋からも出られないし、新聞も読めないという青年と罰について色々研究して色々対話を重ねて。それを聞いているとあんまりにも神様から20(と講演ではおっしゃっていたけど恐らく14)の罰をくらっている青年があまりにもかわいそうになりまして、「神様に一言もの申していいですか?」って言ったら 「やめてくれ。神様に文句言うともっと増える可能性がある」「じゃあ署名させてもらっていいですか」「それならいい」ってことで、神様に嘆願書を作りまして、スタッフ皆に署名してもらって。こんな風に神様に是非嘆願したいんですって。彼はそれを見てニコっとして「頼みます。でも僕が関係してないようにしてくれ」って言うものですから、署名欄の下に「この署名には◯◯さんは関係しておりません。私たちが勝手にやっております」と一文を入れてですね、署名活動をして、こんな風に集まったよ、とその方にお渡ししました。そしたらなんと1ヶ月もしないうちに、外出し始めて、プログラムに出て、部屋から出るようになって、一氣に行動範囲が広がって、「神様の14あった罰が5つに減りました」と。不思議なもんですね。そういう困難な生活を生きている人たち、そういう人たちが地域の中で暮らしていくためには、その人たちの生活の中に私たちも共に入り、一緒に言葉を交わして、一緒に私たちもその経験の中で生き合えるっていう場づくりが必要だと思っています。
1959年に浦河に作られた精神科病院、この病棟が正に地域の人たちにとって最も忌まわしい、ここに入る事が最大の人生の行き詰まりであり、絶望であった場所。この精神科病院が一昨年解体されました。もちろん向こうに見える新しい病棟に機能が移ったわけですけど、じつはその病棟も開設してすぐ運営が困難になって、閉鎖に追い込まれて、地域で支えるという時代になってきました。この前そのお別れ式をしたわけですね。このべてるの理事長の佐々木さん、この病棟で青春時代を過ごした佐々木さんもこんな風に「楽しかったです。」というメッセージを書いてくれました。この佐々木さんの退院祝いをきっかけに始まったべてるですけども、この真ん中の青年が、この方が退院できる、地域で暮らせる時代、地域をつくろう。その彼がやっと一昨年ですか、退院し今一緒に地域で活動に参加しています。これから新しい地域の時代を浦河は迎えています。今日この藤野にお邪魔して、本当に文化の薫りに満ちた、何か作りたくなるような雰囲氣の素敵な街だなあと思ってきました。浦河は街を歩くと、メインストリートを歩いている人たちの7.8割がべてるの人たち(笑)だいたい皆さん車がないから、歩いているのはだいたいべてるの人たち。もちろん色々なことがありますし、色々な言われ方もするし。「海と緑の牧場、浦河。」サラブレッドと今は夏いちごで街を爽やかなイメージで売り出そうとしている街にあって、精神障害の人たちが、元氣で暮らしている街っていうのはどうも街のイメージにそぐわない。っていう、実はそういう声もあるわけですけども。でも現実にそういう経験をしてきてた人の街。暮らし始めているんだなあという一つの時代への挑戦ということで、これからもあちこちの街に寄せていただいて、色々なものをその街の皆さんから吸収して、私たちもこれからもがんばっていきたいと思っています。
伊藤さん、最後の締めとべてるまつりの紹介を。

伊藤)今回藤野の方に来させてもらって、駅の近くに色々な芸術のものとか、藤野の作業所さんとか、色んな芸術の方々が作ったものが置いてあって、非常に豊かな感性を持った方が多いなと思いましたし、今回午前中の芸術発表で色々な方を観させていただいても、そういった感性を持った方とか、そういった方を受け入れてくれる街の皆さんのサポートも素敵だなと思いました。今日はいい機会でした。ありがとうございました。
そしてべてるまつりという、さっき動画で紹介したイベントがありまして、今年は7月16日に行われます。ちょうど前後の方が連休をはさんでまして、その前後に何かしらのイベントがあるかと思いますので、また早く来ないと中が結構一杯になってしまいますので、よろしくお願いします。
あと商品の宣伝ですけど、こちらの方、まだまだ奥の方は残っています。お酒のおつまにみもいい昆布があります。「精神障害と教会」という本もあります。あとは僕らの当事者研究が載っている「レッツ!当事者研究1、2」もあります。2の方には、先ほどの嫉妬深い彼女さんとのことが載っています。この当事者研究がご自身でも自由にできる、病氣を持たない人でも地域づくりにも生かせる当事者研究ができるノートも販売しています。よろしくお願いします。以上です。

司会)向谷地先生、イタリアにいらしていたというお話もありましたけども、本当に忙しくしていらっしゃいまして、なかなかこうした場でお話することができない演者さんです。本日はたんぽぽ25周年ということで、お越し頂けました。本当にありがとうございました。

注1)自己病名
お医者さんなどの専門家がつける病名ではなく、当事者が自分で考えた病名。
例 千高さん:「統合失調症ドラマチックタイプ」 小泉元総理大臣の幻聴さんと恋仲になったことがある。
小川さん:「明るい躁うつ病笑い型」 べてるの金曜ミーティングの名司会者。
早坂さん:「精神バラバラ状態」 ミスターべてるの早坂潔さん。

注2)ぱぴぷぺぽ
調子が悪い状態を表現した言葉。または病気の自分や具合の悪い仲間のそのままの様子を表現した言葉。
「ぱぴぷぺぽ」は元々早坂さんが発作を起こしたときに発した「ぽっぽっぽぅ~」からできた。「昨日ぱぴぷぺぽ状態だったね。」などのように用いる。

注3)爆発
自分自身との関係や人間関係に行き詰まったりしてストレスが溜まったときに、人や物に感情をぶつけてしまうこと。

注4)お客さん
人の行動に否定的な影響を与える認知や思考のこと。
例えば「ばーか、お前なんか何もできないくせに、仕事なんか辞めろ辞めろ。」などのようなマイナス思考で頭の中が一杯になった状態を指す。こうなると爆発したり、引きこもったり、逃亡したりしてしまう。

注5)なつひさお & くどうくどき
べてるの林園子さんが、幻聴さんや否定的な認知によって“くどく”なってしまう症状を「くどうくどき」と名づけたことから始まる。具体的には昼でも夜中でも友人やスタッフに電話して質問=確認作業をしたり、他にも何度も病院の救急外来にかかったり、電卓で計算をしなおしたり…。
当事者研究のミーティングを重ね、どういうときに「くどうくどき」が出るか、を研究した結果が「なつひさお」である。

な:なやみがある。
つ:疲れている。
ひ:暇である。
さ:さみしい。
お:お腹が空いている。お金がない。お薬があっていない。

注6)誤作動くん
体で感じる圧迫感のこと。身体が勘違いして本人が振り回されてしまう。
べてるでいう「お客さん」は気持ちに起こるマイナス思考であるが、「誤作動くん」は身体に起こるお客さんのこと。

6月の土曜開店日はFujino Tanpopo Film Festival vol.2!!

Fujino Tanpopo Film Festival vol.2

~隔月第3土曜日は映画祭~

2016.06.18.sat 13:00~ @ カフェてくてく2F入場無料


アイ・アム・サム


『アイ・アム・サム』(I am Sam)は、2001年に公開されたアメリカ映画。知的障害を持つ父親と、幼い娘との純粋な愛をビートルズの曲とともに描いたドラマ映画。知的障害のために7歳の知能しか持たない父親サムは、スターバックスで働きながら一人で愛娘ルーシーを育てていた。母親はルーシーを生むとすぐに姿を消してしまったが、二人は理解ある人々に囲まれ幸せに暮らしている。しかし、ルーシーが7歳になる頃にはその知能は父親を超えようとしていた。そんなある日、サムは家庭訪問に来たソーシャルワーカーによって養育能力なしと判断され、ルーシーを奪われてしまう。どうしてもルーシーを取り戻したいサムは、敏腕で知られる女性弁護士リタのもとを訪ねるが、サムにリタを雇うお金などあるわけもなくあっさり断られてしまう……。

I_am_Sam_P

お友達をお誘いあわせの上是非遊びにいらしてください。

カフェてくてくは通常通り10時~営業しています。

#タンポポ特製ハンバーグ #藤野 #ふじのタンポポ映画祭

Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

今月のおススメは新作タンポポバーガーとポップコーンです!!

今月の土曜開店日/陶器市のお知らせ!!

月に一度の土曜開店日のお知らせです。

今月は5月21日 10時~16時です。

600円ランチ、天然酵母パン、自家焙煎コーヒー、手作りのケーキやお菓子をご用意しています。

今月はタンポポファームで採れた新鮮野菜を使ったサラダがオススメです!!

#ふじのタンポポ #土曜開店 #セサミブレッド

Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

 

#NYスタイルラテ #メイソンジャー #ふじのタンポポ

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#ふじのタンポポ #土曜開店 #モーニングブレッド Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

 

#土曜開店 #ふじのタンポポ #ローリエ

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#パウンドケーキ #土曜開店 #ふじのタンポポ Takuto Tsuchiyaさん(@komikomiku)が投稿した写真 –

 

当日は、陶器市も開催中です(*^^*)

藤野ぐるっと陶器市

藤野では毎年評判の「藤野ぐるっと陶器市」
今年は出店場所も今までで最大の20箇所。
参加の作家も100名以上。
陶を中心にそのほかのクラフト、美味しい出店、楽しいパフォーマンスなどなど、自然の中でワクワク楽しい2日間のイベントです。
来場者も年々増え、お車がない方でも回れるようにシャトルバスも巡回しています。
この機会に是非藤野をぐるっと回って、色々な作家とアートに出会い心豊かな作品に触れ合っていただけたらと思います。

陶器市チラシ

陶器市2

今年も巡回シャトルバスがでます!
今まで車がないので回れなかった方たちから、ご好評いただいています!
藤野の豊かな緑の中で、
色んな作家さんの作品との出会い、
美味しいさまざまな飲食店でランチ、
楽しい二日間になりますよ~
是非21,22日は藤野ぐるっと陶器市へ
★☆★☆
◆藤野ぐるっと陶器市公式ウェブサイト
http://yuruyuru.wix.com/fujino-potter-market
※ウェブサイトで出店者情報のまとめやシャトルの時刻表や地図あります!